2分、遅れます。

タイムリーでも、周回遅れでもない、思考の振りまき。

中東情勢Q&A -イスラム国編-

Q.「イスラム国」って、要するに何ですか?

A.ISIL=Islamic State in Iraq and the Levant/イラクとレバントのイスラム国。もしくは ~al Sharmで、ISIS/イラクとシャーム(大シリア)のイスラム国。

スンニ派至上のイスラム教徒による、7世紀イスラム帝国の復興を掲げる、地域的遺恨集団。

 

Q.彼らの教義を教えてください。

A.イスラム圏内における、「異教徒の絶滅」。なので、本質的には西側諸国への侵略/攻撃に重きを置いていない。主な攻撃対象は、イラク/シリア内のシーア派クルド人、アサド政権、レバノンヒズボラ等。

 

Q.アルカイダとの関係性は?

A.ISにとっての「元・母屋」。シリアのアルカイダ系反政府組織、ヌスラ・フロントと、イラクにてISI/イラクイスラム国として活動中だった、現IS指導者、バグダディが、アラブの春の混乱の最中合流。その後、「西欧の価値観を中東から駆逐し、それを持って世界に新たなイスラム帝国を築く」というアルカイダの方針と、「バグダディをカリフ(預言者/ムハンマドの代理人、イスラム共同体の首領)とし、この地にイスラム帝国を再生させる」とするISの方針が激しく対立。結果、アルカイダ本山からスカンを食らい、絶縁に至る。

※アル=アラビア語におけるThe、カーイダ=基地。なので、お家から締め出された、The 基地外活動家たちと覚えよう。

 

Q.アメリカが影で操っている?

A.80年代/ソ連のアフガン侵攻の際、これを諌めようとしたのが、アフガンのイスラム攘夷集団・タリバンと、中東の共産化を防ぎたい、アメリカ他有志連合の支援を受けた、ムジャーヒディン(聖戦士)軍団だった。この残党が現在のアルカイダの原型になる。(アルの素、とします)。このアルの素たちの活躍により、アフガンからソ連を排斥、意気揚々と祖国/多くはサウジ等湾岸諸国に帰るとどっこい、彼らに用意されたのは「過激派」という謗りと、入国拒否の措置という冷や飯だった。その冷や飯にアルの素を掛けると、次々に「過激派」は分裂、その中で台頭してきた勢力がサウジアラビアイスラム戦士/ウサマ・ビンラディンによる、国際的過激派ネットワークのアルカイダとなる。

ただ、ISの中枢を占めているのは、イラク/フセイン政権の残党で、その後に出来たイラクの政権はシーア派でアメリカの庇護を受けている。以上も踏まえるとアメリカよりもイスラエルの方が程ほどにISを育てている可能性はあり。

※最近ムクムクと頭を擡げているのがアメリカが操っているとしたら、動機はイランとの関係改善のためでは?ということ。藤子・F・不二雄の「イヤなイヤなイヤなやつ」の如き世界観。

 

眠くなってきたので今日はこの辺で。