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2分、遅れます。

タイムリーでも、周回遅れでもない、思考の振りまき。

中東かく語りき_イスラエルの国益

ストラテジー・ペイジ 1/29付 イスラエル/"ナイフ・インティファーダ"を賛美、あるいは Israel: Praise The Knife Or Else より。

 

エルサレムで最近、血気盛んなパレスチナ人イスラエル人に対し携行ナイフで襲い掛かる事件が多発しているらしい。それに対し、穏健派/ファタハ管轄化にあるパレスチナ人が"インティファーダ(蜂起)だ!"と喝采しているとかいないとか。

 

ガザ地区ハマスが疎ましがられている間に、ヨルダン川西では腐敗しきったファタハよりもハマスへの傾倒が盛んになっている。恐らく選挙を行えばハマス支持が多数を占めるだろうとのこと。

 

イスラエルハマス掃討(ガザ空爆)はある特定のスキームに基づいて行われる。"雑草は地表5cmを残して刈り取れ"。要は対立する者をきれいさっぱり除去してしまわないこと。それを行ってしまうと、地表に太陽光/雨水などの栄養分が溜まってしまい却って自分たちでも手に負えない頑丈な草(テロ組織)が跳梁してしまうから。

 

イスラエルは中東地域で紛争/内戦といった騒ぎが絶えない、"カオスの恒常化"を望む。つまり、

政情の安定した周辺国家が核武装。→国土から人民逃げ出す。→シリア化不可避。

これをどうしても避けたい。イスラエルにとってハマスは理想的に弱りきった敵で、出来れば永続的かつ大いに反目して頂きたいと懇願している。

※という訳で、彼らにとって国連の二国家樹立案は飲めても、リビアの故・カダフィ大佐が提唱していた"イスラチナ構想"ーパレスチナの地に、政教一致ではなくイスラエル人とパレスチナ人共存する世俗国家を樹立するーは論外だった。彼らとしては、元々自分たちの土地だから正当性がある、と世界に訴えたかったから。

 

ファタハハマスは2月、カタールにて合同協議の場が与えられる模様で主たる議題は自治政府の単一化、とのこと。

 

どちらにしても、イスラエルは、これからも小手先で捻られる"非力なインティファーダ"を欲しているはずだ。